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埼玉県立 自然の博物館、恐竜時代 ~海と陸の支配者たち~ [恐竜・古生物]

2014年6月14日のこと。
連日の大雨が一休みをしてくれた、梅雨の休日。

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私は熊谷駅からSLパレオエクスプレスに乗車し、パレオエクスプレスという名の由来と関係のある施設へと向かっていた。
目的の駅に近づくと、車窓から川がみえはじめる。
降車して川辺につくと、眼前に広がる岩畳。

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埼玉県、長瀞。
ここから歩いて少しのところにある『埼玉県立 自然の博物館』が、本日の会場である。


先ほど話題にしたSLパレオエクスプレス。
エクスプレスは鉄道で頻繁に使われる言葉なので、ここでは説明を省こう。
ならば、パレオは?
もちろんパレオにも意味はある。太古の、昔の、など。
命名の意味合いとしては十分に成立するが、パレオエクスプレスはそうではない。パレオというのは、ある絶滅生物の名前から拝借している。
パレオパラドキシア、自然の博物館の目玉展示の1つである。


しかしこの日、いつもよりパレオパラドキシアは控えめな存在であった。
理由は簡単。
『平成26年度特別展 恐竜時代 ~海と陸の支配者たち~』が開催されたばかりであるから。

特別展の命名、私は素直に「うまいな」と思った。
なぜなら恐竜時代(中生代)の展示であり、恐竜展とは銘打っていないからである。

ならば「恐竜なんてほとんど展示していないのか?」と疑問に思うかも知れない。
しかしその疑念は博物館に一歩入った途端、綺麗に解消される。

何を語るでもない。

写真をいくつか見てもらおう。




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アルバートサウルス(実骨)、タルボサウルス、アフロベナトール、ガリミムス。大ガラスから注ぐ日光を浴び、ひときわ目立つマラウィーサウルス。

限られた展示スペースながら通路をうまく活用して展示してある骨格標本たち。
そうなると「恐竜展という名前で良かったのではないか」と思うかもしれない。
しかし……博物館の二階へ行ってみると、

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海の生物たちが待っている。
支配者……というには体は小さい子たちかもしれない。が、実はここだけの話、古生物界隈は2階のが評判がよろしい。目玉ではなく、隠し球といったところか。

この特別展は恐竜だけではないから、恐竜展ではない。
恐竜時代の海と陸を味わう特別展なのである。

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さて、この異常巻きアンモナイト。
ニッポニテスという、日本で発掘されたなかではアイドル的な存在である。
ニッポニテスと日本の名前を冠しているだけあり、日本古生物学会のトップページを飾るくらいの人気者。
色々な絶滅生物の名前や姿を一気に覚えるのは大変。
ここは1つ、「あ~、そんなのいたな」くらいにニッポニテスの名前と形を記憶の片隅に収納し、
現物を見て「かわってんな~」なんて思っていただけると幸いです。


さて、自然の博物館の常設展目玉であるパレオパラドキシア。
この日はいつもより頭数が少なかった。そして、いつも展示している子とも違う。
パレオパラドキシア骨格群像模型および実物化石は……上野にいるはず(つづく)。

 

追記:

私が6月14日をチョイスして訪問したのには理由がある。実は贅沢な講演などを含めた、シンポジウム(長瀞恐竜フェスタ)が行われた。
それはまた、別のお話。


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映画『ウォーキングwithダイナソー』 [映画・書籍]

みなさま、あけましておめでとうございます。

お正月とも呼べる日々もそろそろ終わり、明日から2014年の平日が始まります。
すぐに3連休もやってきますが……皆様、映画 『ウォーキングwithダイナソー』 はご覧になられたでしょうか?

私は放映初日である昨年12月20日に行こうとしたものの過度の腰痛で断念し、
痛みの引いた年明け早々に映画館へ向かいました。

本日は、そちらの感想を。ネタバレにならない程度に、みんなが観に行きたくなるように。


さて、このブログは「恐竜や動物が好き!」といった人向け。
なかには「映画も大好き!」なんて人も多いかもしれない。
しかしながら今作の〝映画〟としての総評、この度は置いておこう。

恐竜の出てくる3D映画というのは、数年前にも上映されていた。しかし今作ほど恐竜メインの3Dとなると、話は別だ。終始、恐竜である。
都会の街中には今作の大きな看板がいくつもあるが、そこでメインを飾っている肉食恐竜ゴルゴサウルスが主役……というわけではない。主役は、その下にいる角竜パキリノサウルスである。基本的に、この2属とアレクソルニスという歯をもつ鳥類で物語が進行する。

ストーリーについては、これ以降は触れないでおこう。この映画の見所はお話ではなく、やはり映像だ。

『ウォーキングwithダイナソー』 に出てくる恐竜は予想以上に饒舌であったが、見た目や動きは期待以上である。ゴルゴサウルスに機敏さ、大人パキリノの重量感、など頻繁に登場するシーンもさることながら、翼竜の飛行シーンが素晴らしい。

映画館において、私の左隣はファミリー客であり、小学生に入るかどうかくらいの男の子がいた。その少年がスクリーンに向かって手を伸ばし、掴み取ろうとしたのが、その翼竜たちだ。
彼は素直に行動しただけだと思う。私だって他にお客さんがいなければ、翼竜に触れるかどうか試してみたくもなったであろう。

又、3D映画というのは小さなものが舞うシーンに強い。羽根や蝶といったものが、その筆頭であり、今作でも痛感した。そこでも少年は手を伸ばしていた……というより、手を振って蝶を追い払ってみようかと挑戦しているかのようだった。あれは可愛い

上記の舞う・飛ぶ以外にも、見所と感じるシーンが2つあった。どちらもゴルゴサウルス絡みである。
恐竜映画に望まれるものとして、肉食恐竜と角竜の対決というのは定番であろう。ゴルゴとパキリノとはいえ、それを満たしてくれる映画である。具体的にどのあたりでどのような感じであったかは……これから観る人の楽しみが減るであろうから、黙っておこう。

せっかくの恐竜3D映画なので、もっと色々な恐竜も出してくれれば嬉しかったのは私も思う。いささか残念だ。
そのかわり、パキリノに個体差を設けている点はよかった。雌雄によってフリルの形を変えているのは、一時停止して観察したくなるほどであった。


あまり本筋に触れないように、ざっくりと触れた『ウォーキングwithダイナソー』。
上映時間は朝からおやつの時間までが多く、夜に映画館に行っても観られないところが多い。お正月が終わったとはいえ、今後まだ3連休もあるので、
「恐竜みたい気分だな~」
なんて方は、上野にある国立科学博物館の恐竜展か、映画館へ足を運ぶのも悪くないかと。

タグ:映画 恐竜
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『大恐竜展 ゴビ砂漠の驚異』 内覧会へ。 [恐竜・古生物]

明日20131026日から国立科学博物館にて『大恐竜展 ゴビ砂漠の驚異』が開催されます。その前日にあたる今日、プレス・内覧会が行われたので出席して参りました。

まず普段あまり目にする機会のない、開会式の様子を。国立科学博物館の館長である林良博氏や、文部科学大臣政務官など数名のご挨拶のあと、テープカット。

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一番左は、主催の1つであるモンゴル科学アカデミー古生物学センター所長のリンチェン・バースボルト氏。個人的な感想ですが、名前負けしていない、素敵な顔立ちをした老賢者のような印象を受けました。会期中ご講演をなさることがあるなら、是非とも参加してみたいものです。

 

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 さて、では本題である恐竜展の紹介……の前に、みなさんは昨年11月から今年6月に大阪市立自然史博物館にて開催されていた『発掘! モンゴル化石恐竜展』に足を運ばれただろうか? この度の恐竜展は、大阪自然史博物館で行われたものの大型巡回展といえます。

 しかし展示してあるものがなにもかも同じというわけではない。新しく追加されたもの、(運搬中に破損してしまい)展示されなくなったもの、骨格の組み方が変わったもの、いろいろな変化があります。

 大阪の特別展を見た方は比較で楽しめますし、そうでない多数派の方はまっさらな気持ちで化石を味わうことができます。

 

 まず比較としての目玉として、ディノケイルスを候補にあげたい。

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ディノケイルスは大きな腕だけ発見されている恐竜で、全貌は未だに謎に包まれたままである。それゆえに、今までは両腕を宙ぶらりんに脱力して展示されていることが多かった。

 しかし今回の展示は、大阪のときともちがい、他のオルニトミモサウルス類(ガリミムス、オルニトミムスなど)と似た前肢のポーズで組まれている。

 

 全身の姿がイメージしにくいほど大きな腕。本当にこのような腕の付き方をしていのかどうかは、腕以外の部分がみつかれば正しさも誤りも見直す機会が増えるのだが……もう40年以上も他の部位は見つかっていない。

 ディノケイルスについて興味をもった方は、webマガジン幻冬舎にある『小林快次 未知の恐竜を求めて』のページをお読みになってから恐竜展へ行かれると、感慨深くみられる。肩胛骨と烏口骨の癒合のあたりは、是非とも自分の目でご覧になって欲しい。

 

  ディノケイルスお隣、テリジノサウルス。今までテリジノサウルスといえば指から爪だけが展示してあることが多かったが、今回は上腕骨より上も組まれている。

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 テリジノサウルスも腕だけとはいえ、大物に入るだろう。
 テリジノサウルスも発見されていない部分が多く、近縁種からの推測に頼る面も多い。むしろ
全身骨格標本の多くは、説を支柱にして組みたてていることが多い。

 ディノケイルス、テリジノサウルスの横には、頭と首のない竜脚類が待ち構えている。公式HPでシルエット表示されている、オピストコエリカウディアである。

 

  「さて、頭はどこにくっつくでしょう?」 

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もちろん右の先……ではなく、写真の左外側にあたる。
癖がある尾をしているとはいえ、右側はあくまで下半身であり、尻尾である。
ポーズを考えるためにレプリカが作られたが、展示されているのはあくまで実骨。
だが、頭や首は展示されていない。見つかっていないのだ。
しかしこの標本の骨組みには、首から上をつけることが可能な余地(骨組み)がある。 

真鍋真先生は、「いつか発見してくれた人のために」とおっしゃっていた。
今でこそほぼ全身が見つかっている恐竜たちにおいて、 一度に全部が全部みつかったわけではない。ティラノサウルスやトリケラトプスだって、時間をかけて全身がわかってきたのだから。
いつの日か、ディノケイルスやオピストコエリカウディアも全身が復元されて、再び上野に戻ってくる日がきて欲しいものだ。

 

 さてさて、展示も大物が続いていた。
 恐竜展に限ったことではないが展覧会というのは大物を看板に持ってくることが多い。

 そういった面で、今回の目玉はタルボサウルス。書籍などで「アジア版のティラノサウルス」というような紹介を受けることもある彼であるが……様々な年齢のタルボサウルスが発見されたことにより、その研究成果はティラノサウルスにも当てはめることができるかもしれない、ということが言えます。アジア版のティラノサウルスにより、本家ティラノサウルスの理解が深まるかもしれないということだ。

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 サウロロフスの横に、タルボサウルスの全身骨格。
 そして壁の裏側にはお座りタルボの全身骨格もやってきている。

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 2種類の大きなタルボサウルスの骨格があるというのにも関わらず、図録の表紙にもなっているのは亜成体タルボサウルスの頭骨。

 

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生への名残すら感じられる、あまりにも綺麗な頭骨。その場で隣にいた見ず知らずの方と「すごい」「すごい」と言う感嘆の言葉だけで会話をしてしまうほどに。

 

前々から話には聞いていたが、小~中サイズは保存状態のよい実骨の展示が多い。実に9割が実骨の展示というのだから、中型の恐竜ですら重量感のある標本が多い(レプリカは実骨よりも軽く作れているので組み立てなどもしやすい)。

大阪でも展示されていたが、小型では15匹のプロトケラトプスの化石は、死んでも死ぬほど可愛い

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さて、次回以降は小物などもいろいろと紹介をしたい。

 

2度目の記事を書く前に、もう一度『大恐竜展 ゴビ砂漠の驚異』 へ行くつもりであり、11月上旬になるだろう。
  ファミリーで訪れる方などは、11月4日(祝)までに行くことをオススメする。

■ 特別一般公開『V×Rダイナソー』ミニ企画展 

が、同時開催されているからだ。どちらかといえばエンターテイメントよりのミニ企画展かもしれないが。中央モニターで流れていたトリケラトプスとティラノサウルスの全身骨格が歩行する姿は見入ってしまうほど練り込まれていた。特にトリケラトプスの前足。手のひらはもちろん、橈骨や尺骨の動きにも注目してもらいたい。


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恐竜倶楽部 創立25周年式典 [恐竜・古生物]

2013810()、国内で6年ぶりとなる40度超えを観測し、東京でも37度という、今年もっとも暑い一日となりました。
この日、アルカディア市ヶ谷にて恐竜倶楽部創立25周年式典が行われました。
実行委員の私は、空調の効いた屋内で汗水をたらしながら、この夏でもっとも忙しい一日が始まったのです。 

はじめに、軽く説明を。
この25周年記念事業、会員のみが参加できる身内の集いですが、
「恐竜倶楽部に新しい風を」「恐竜というキーワードを広げていこう!」
という大御所の方々のご意見が、25周年記念式典中に多く耳にしました。
といっても、秘密にするほどのような、ご大層な集まりでもございません。怪しい集団というのは否定できませんが、恐竜好きなら誰でもウェルカムなところです。

そもそも『恐竜倶楽部』とはなんなのか? という疑問もあると思います。
日本全国に会員数二百数十名の恐竜を愛する団体、とでも申しましょうか。
詳しくは、こちらの恐竜倶楽部 公式HPをごらんください。
もしこの記事で恐竜倶楽部に興味を持っていただければ幸いです。

創立25周年とはいえ、私自身は25年前から恐竜倶楽部に加入していたわけではありません。むしろ恐竜を好きになったばかりのチビっこでした。
歴史ある恐竜倶楽部に加入して数年の私ですが……
司会を務めさせていただきました。

 

当日の参加者は70名ほど。下は中学生から、上は80歳オーバーまで。
昼の部は、講演会。
夜の部は、祝賀会。

私たち実行委員は11時に現地入りし、最終打ち合わせや準備を開始。

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あっという間に講演会開始の13時半に。当初の予定よりも参加者が多く、急遽、追加席を用意。
私は司会席でマイクを取り、今後の流れや諸注意をアナウンス。
そして初期メンバーである株式会社パレオサイエンスの代表取締役社長 中川さんに、開会の挨拶をいただきました。

 

続いて、1345分頃から講演会の開始。
(北は北海道から南は沖縄まで、遠路はるばるご参加いただいた方への敬意もこめて、講演内容はダイジェストで記します) 

講演会1人目は、会員番号28 、恐竜造形師の徳川広和先生。
題目、『世界の前眼窩窓から ~恐竜人がおくる縁~』
恐竜のフィギュアを造り続けて、そこでの人との出会いを語って頂きました。

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講演会2人目は、会員番号98 恐竜研究家・漫画家のヒサクニヒコ先生。
題目、『昭和恐竜物語』
今とは違い、昭和時代の恐竜は怪獣と似たような扱いでした。
それを地球上に実際に生きていたリアルな動物として描かれていくようになるまでの変化などを、ヒサ先生の努力と経験を元にお話いていただきました。
(ちなみに、この日は中川さんとヒサ先生と昼食をご一緒しました)

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講演会3人目は、会員番号170 長谷川善和先生。もはや、大先生とお呼びしてもよいでしょうか。
題目、『世界一をめざす山東省諸城恐竜公園』。
山東省の恐竜というと、昨年夏に幕張メッセにて行われた「恐竜王国2012」が記憶に新しいと思います。
中国やモンゴルで行われた恐竜発掘の歴史から始まり、現在の山東省の恐竜発掘事情などをお話いただきました。

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お一人50分くらい講話いただき、気がつくともう1645分。
長谷川先生の講演が終わった後、再び講師の方3名には前へ並んでいただき、盛大な拍手を送らせていただきました。 

私たち実行委員は1年ほど前から「どなたがよいだろうか?」「20周年のときとは違う人にしないと」「お盆の忙しい時期、誰ならご快諾いただけるだろうか?」という、色々な模索の果てに迎えた講演会でしたので、最後にみなさんに並んでいただいた光景は、感慨深いものがありました。

 

 

続いて記念撮影をはさみ、17時を少し過ぎた時間から祝賀会。
立食パーティーというスタイルで3時間ほど行われ、みなさんそれぞれ積もるお話や、新しい方々と親睦を深めていただきました。

私もその予定……でしたが、司会&撮影&機械係であったので、3時間ほとんど活動しっぱなしで、参加者のみなさんとお話する時間があまりありませんでした。実は食事もあまり取れておらず。

突発的なトラブル、飛び込み参加、色々あったのです。ですが動き回ったからこそ、壇上でいっぱい喋ったからこそ、充実した時間であり、人に顔を覚えて頂くことができました。役得だと思っております。

 

さて、この祝賀会ですが、会員のみなさんが色々とご用意していただいたおかげで、色々な催しが行われました。

まずは会長から、結成から間もないころを振り返り挨拶をいただき、そして乾杯。

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こちらの祝賀会も、有志により様々な出し物がありました。
16番  田村博さん、115番  本多俊之さん、413番  木村秀子さんによるジャズ演奏。
恐竜好きの医大生による、応援演舞。
恐竜倶楽部25周年記念iPhoneiPadアプリ『恐竜川柳』の披露。
恐竜倶楽部の女の子が、上野にある国立科学博物館にて結婚披露宴をしたときの映像(こちら)
恐竜倶楽部が20年前に行った旅行のビデオを鑑賞。
そして、恐竜倶楽部メンバー(尾形比呂哉さんなど)が恐竜番組に出演したときの映像などなど。

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20時半には、みなさん帰路についたり、2次会へ行ったり、それぞれ東京の夜へと消えていきました。 

 

さて、9時間にも及ぶ流れを一気に書きましたが…… 
みなさん、恐竜倶楽部にご興味を持っていただけましたでしょうか? 入ってみたくなりましたか?
少し前までは影の団体でしたが、現在、恐竜倶楽部では新会員を随時募集しております。 
気になった方は私にメールをくださっても、恐竜倶楽部の公式HPに問い合わせいただいても、どちらでも構いません。 
小さな宣伝もかねて、恐竜倶楽部 創立25周年記念式典のことをお伝えいたしました。


タグ:恐竜 古生物
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大恐竜展in丸の内2013 ~福井県恐竜博物館コレクション~ [恐竜・古生物]

『大恐竜展in丸の内2013 ~福井県恐竜博物館コレクション~』へ、
恐竜倶楽部創立
25周年記念式典の翌日に行って参りました。

開催期間が2013818日(日)までと、終了が間近に迫っているため、(さっき書き終わったばかりの)恐竜倶楽部25周年記念の内容よりも、こちらを先に公開いたします。

 

「フクイラプトルが目の前に蘇る」と書かれたポスターを東京駅前でいくつも目にしながら、私は丸ビルへ。待ち合わせの10分前に到着したのですが、すでに約束していたお二方は到着しておりました。昨日(810)ご講演いただいた徳川広和先生と、恐竜学を志す大学生さん。

 

さて、今回の展示は2つの会場にわかれております。丸ビルには肉食恐竜が5体展示。
私たちにとっての一番の目的であり目玉は、バリオニクスの全身骨格です。

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バリオニクスと聞いても「?」と思う方も多いでしょう。
実は会場にて、到着されたばかりであろう小さなお子さんが
「この恐竜スピノサウルスだよ!」
と大きな声で言っているのが聞こえました。
おしい、実におしいです。
スピノサウルスというのは、ジュラシックパーク3でティラノサウルスを倒した恐竜です。
ティラノサウルスを上回る17メートルにも及ぶ全長と、背中の大きな帆(神経棘)が特徴的ですが……バリオニクスは(スピノサウルと比較すると)どちらも控えめです。

バイオニクスはスピノサウルス科であり、全長は9メートル弱。スピノサウルスの半分くらいです。
だからこそ、「スピノサウルスだよ!」といった小さなお子さんを褒めたい。
彼はバリオニクスという恐竜を知らなかったのだと思います。そしてスピノサウルスの全身骨格も見たことないのかもしれない。しかし自分が図鑑などで得てきた知識から、最も近い恐竜はスピノサウルスだと導きだしたのでしょう。

言い換えれば、体の大きさや帆ではないところにおいても、スピノサウルス科というものを認識できる眼を持っていた、ということになります。おそらく小学生低学年くらいであろう彼は、頭骨を見せただけでもスピノサウルス科と判断するくらいの力が備わっているのだと思います。知識だけでなく、眼力というのは、研究者において大切なことです。見ず知らずの彼ですが、実に将来が楽しみですね。

 

さて、このバリオニクス。
1983年にイングランド(イギリス)で発見され、後に、ほぼ全身骨格も見つかりました。
ただ今年に入るまで、組み立てられた全身骨格をお目にすることはできませんでした。

関東においては、バリオニクスの展示は今回の丸の内が初公開。
新しく組まれた骨格だけあって、実に美しい。
大腿骨(太もも)が少し外に開き、脛骨(すね)再び内側に閉じる。
過去に組まれた恐竜は棒立ちしているものも多いのですが、今も生きている動物をイメージするとわかりますが、手足をピンと伸ばして活動する動物は少ないです。 

尻尾は上反りではなく、もちろん地面についているわけでもなく、末端にかけてゆるやかに垂れています。中型・大型の獣脚類(主に肉食恐竜)の新しい復元では、このような尻尾が増えてまいりました。
隣にいるゴルゴサウルスと比較してみると、新旧を比較してみると面白いかと。

 

ポスターで見かけた「フクイラプトルが目の前に蘇る」ですが、フクイサウルスの全身骨格がやってきているわけではありません。ヘッドマウントディスプレイを装着して、あたかも目の前にフクイラプトルがいるかのように楽しめる体験コーナーがあります。

私はそのことを知らず、
「フクイラプトルどこにいるんだ」と会場を探し回ってしまいました。
フクイラプトルは新たな説により全身骨格を組み直す可能性もあるので、いつか旧スタイルとされるかもしれない今のフクイラプトルを目に焼き付けておこうと思っておりました。

 

肉食恐竜たちが見られる丸ビルのマルキューブ広場にはカフェがあります。
ええ、心ゆくまで優雅に恐竜カフェを楽しんでまいりましたよ。
テーブル席に3人横並びになって恐竜を眺めるという、違和感丸出しの客でした。

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続いて、丸ビルから歩いて数分のところにあるオアゾでは植物食恐竜コーナー。
こちらはピカソの『ゲルニカ』の前に展示されているチンタオサウルスや、子供のアパトサウルスが見所。

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 チンタオサウルスといえば、頭骨の骨突起が特徴的であり、懐疑的な恐竜です。
「本当にこんな頭の突起をしているのか?」
「化石になる過程でなにかしらあったのではないか」
という意見もありましたが、2つ目となる頭骨も発見され同じ形をしておりました。
チンタオサウルスには今後も誇らしく顔を上げて生きていってもらいたいですね。

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続いて、子供のアパトサウルス。愛称はコニー、だったかな。
竜脚類ディプロドクス科のアパトサウルス。以前はブロントサウルスなんて呼ばれていた恐竜です。

こちらの全身骨格はワイオミング州のモリソン層で発見されたものから復元したもの。
4年ほど前にアメリカ某所にて13500ドル(当時の為替135万円程度)で取引されていた記憶があります。その時のものか、レプリカのレプリカなのか、新しくつくられたものなのかまではわかりません。福井県立恐竜博物館では2010年後半に展示されていましたが、関東初上陸。私は実物を見るのは初めてでした。

 「どんな動物だって小さいころは愛らしい」
なんて言いますが、それは骨だけの恐竜にも当てはまること。
小さな顔、細身かつ長い首と尾、楕円形の丸い体、どれもこれもコロコロしていてかわいい。
後ろ脚を揃えて前方にピンと伸ばし、恐竜に詳しい人たちの間ですら、どういった場面のポージングか謎ですが、「かわいいならそれでいい」と許せるほどの魅力。頭を撫でたくなるほど心を惹かれましたが、展示物には手を触れてはいけません。

 

さて、『大恐竜展in丸の内2013 ~福井県恐竜博物館コレクション~』は2会場あわせて9匹の恐竜が展示されております。
そのなかで、私が気になった3匹を中心に説明いたしました。
閉会までは間もないですが、入場料などはかかりませんので関東在住のかたは足をお運びになっていただけると、楽しい時間がすごせるに違いありません。

お盆シーズンとはいえあと数日、都合が合わずに行けないというかたもご安心ください。
福井県立恐竜博物館へ行けばいいのです。

  

 
  ~ご参考までに~

福井県立恐竜博物館は、名古屋を含めた中部、大阪京都を含めた関西と比べて、交通の便などの影響もあり関東からの来館者の割合が少なめです。バスやマイカー、または飛行機という選択肢になり、鉄道で行くことは北陸新幹線が開通するまで困難です。

しかし昨年夏にパシフィコ横浜で開催された『ヨコハマ恐竜展2012 ~福井県恐竜博物館コレクション~』は、動員・収益としても成功といえるでしょう。フクイサウルスも新しいポーズをしていて、私も心が躍ったものです。
驚いたことに館長の竹内利寿さんまで、スタッフに混じって汗をかきながら、応対しておりました。だからこそ、普段はお話をする機会の少ない館長さんと、気軽にお話できたのも良い思い出です。福井恐竜博物館の魅力が、じわりじわりと関東にも浸透しているように実感しております。

今後、福井県立恐竜博物館が盛り上がることを、いち恐竜ファンとして応援しております。


掛川花鳥園 ~その2~ [動物園・水族館]

前回に続き、静岡県にある『掛川花鳥園』について。
 
 
・(いきなり)おまけ

動物園などでは新しい仲間がきたとき、すぐに展示や合流はせず、徐々に環境に慣れさせていく。
こちらはギニアエボシドリが新しくやってきて、
「仲良くなるための練習中です。やさしく見守ってね♪」
とのことですが……
 
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大丈夫なのかな? 心配になってしまいました。



そしてこちらはリビングストーンエボシドリ。
 
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似てますね、とても似てますね。
写真ではわかりにくいですが、後頭部の白ラインの有無や背中の色などが違います。


 
 

さて、続きに戻ります。
 
掛川花鳥園は1日に3回バードショーがある。
私が到着したのは、1回目のショーが終わったあと。
2回目と3回目を見ることになるのだが、この日のヘビクイワシの出番は1回のみ。

私はハラハラしながら「出番あるかな?」と思いながら、2回目のショーが始まった。
1回のショーにつき、登場する鳥は3種類というのが多いらしい。

まずはハリスホーク。
モモアカノスリというのが和名として正式であるが、英名『Harris's Hawk』をカタカナ読みする名のほうが、一般的に知られている。
とはいえ日本には生息していないので、どちらの名前も耳馴染みない方が多いだろう。
ホーク、というだけありタカの一種である。
ある球団のマスコットであるハリーホークとの関係性は不明。

さて、ホークはタカ(鷹)であり、イーグルはワシ(鷲)である。
大きさからすると、イーグル>ホーク>ファルコン という関係性。
けれどタカとワシというのは、イルカとクジラのように大きさにより呼び方が別れただけであり、生物学的な分類として使われているわけではない。
ハリスホークも含めて、オオタカ・オオワシ・イヌワシ・トビ(トンビ)・サシバなどは、タカ目タカ科に分類される生物だ。
ファルコンはハヤブサ(隼)にあたり、タカ目ハヤブサ科。
とはいえ○○ハヤブサという和名についている鳥でも、タカ科に分類されるものもいる。
あくまでワシもタカもハヤブサも、詳しい分類が明確化される前に勝手に呼び名がついたものだ。
日本には生息していないが、コンドルというのはタカ目コンドル科に分類される。
タカ目の多くはタカ科であるが、ハヤブサ科もコンドル科も複数属(種)いる。

だが、ただ一つだけタカ目において1種類しか存在しないグループが存在する。
それが、ヘビクイワシ科だ。
 
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今後どこかで『ヘビクイワシ / タカ目 ヘビクイワシ科』というのを見かけたとしても、
「ワシってついてるのに、ワシじゃなくてタカっての仲間なの?」
という疑問を抱かずにいただけると思う。

さて、いささかお堅い説明が続いてしまったが、やっとヘビクイワシの登場だ。
ショーの2匹目はベンガルワシミミズクであり、3匹目は念願のヘビクイワシだったのだ。
(あとから気がついたのだが、屋外スペースの出入口付近に当日のショー予定の鳥たちが紹介されていた)
ヘビクイワシ科にはヘビクイワシしかいないだけあり、似たような鳥がいない。
私は上野動物園でヘビクイワシを眺めているとき、周囲に通りがかる他のお客さんがたの声からすると、
「脚なが!」
「体と脚のバランスおかしくない?」
タイツはいてるみたい」
と、主に脚部に注目がいくようだ。
美形さんではあるのだが、それ以上に美脚であるのは確かである。

ヘビクイワシ、というだけありヘビを食べる
美脚を使い、ヘビを蹴って捕獲する。
他の鳥々との交流で既に満たされていたものの、そういえばヘビクイワシがキックするショーが見たいがために掛川花鳥園へやってきたのであった。

いざヘビクイワシが登場すると、感情が高まってしまった。
結果として、写真も動画も半端なものばかりに。
(参考までに私の好きなブログさんのURLをこちらに貼っておきますね!)
  
このヘビクイワシは「キック」くんという名前がついている。
アフリカオオコノハズクと同様に、色々なテレビに出演経験ある花鳥園の顔。
何年も前からショーをしているようで、トレーナーさん曰く
「キックくんはヘビが作り物だということを覚えてしまい、だんだんとキックが甘くなっていった」
とのこと。
ヘビを倒すためというより、エサをもらうための芸としてキックすることにかわっているのかな。とはいえショーというものは基本的にそういうものですし、観客として楽しむ分には問題ない。

この日、キックくんは気分がのらないのか、あまり空腹でないのか……ショーが始まったにもかかわらず、なかなかキックをしなかった。
それどころか、トレーナーさんと観客を背にして檻まで歩いて戻っていかれてしまった。
こういう気まぐれな出来事が起こるのも動物ショーの面白いところ。
トレーナーさんが檻まで説得にいき、その甲斐あって3分後くらいにショーが再会。
キックくんが最初に登場してから、1発目のキックまで実に5分はジラされてしまった。
だからこそ、そのあと竜巻のように連続蹴りを披露してくれたときの感動はひとしおだ。
 
(近年、鳥類に関しても塩基配列を用いた分類に切り替わりつつあります。今後、動物園などで見かける解説ボードに変更される可能性も多いにあります)


 
・記念撮影前の準備中ペンギン
 
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この他にもペンギンを膝に乗せて記念撮影、ファラオワシミミズクを腕に乗せて記念撮影。
などなどしているうちに15時からの屋内バードショーが。
 
 
 
猛禽類が並んで展示しているところの前が屋内バードショーの『わくわくイベント広場』。
さて、ここに展示されている猛禽類の一種に、膨らんだり細くなったりすることで有名なアフリカオオコノハズクがいる。
彼は基本的に通常状態だが、ショーの終了後に鳥たちが所定の位置に戻るとき、ラナーハヤブサが
目の前を通った瞬間――シュっと細くなった。
そしてハヤブサを見送る『ポポ』ちゃん……
 
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アフリカオオコノハズクが細くなるところを生で見られた喜びは大きい。が、細くなったのは2匹中1匹だけ。なぜなら、1匹は寝ていたからだ。これも花鳥園ならではの光景ではなかろうか。

ショーも終わってブラブラしていると、気がつけば閉園間際。あっという間でした。
 
 
お土産は、ミルク味こまんじゅう。
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1つ1つに違う鳥のイラストが描かれている、花鳥園ならではのお土産。
全部お見せしてしまうとご自分で買ったときの楽しみが減ってしまうので、一部だけ写真を公開。



・おまけ2
園内で見かけたゴミ箱
 
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・おまけ3
ベンガルワシミミズクのトコちゃん。歩きます。




 
 
次回は秋にでも行きたいな~~
 
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掛川花鳥園 ~その1~ [動物園・水族館]

「一番好きな食べ物はなんですか?」
と質問されると、返答に困ってしまう。
よく食べるものはいくつか思い浮かぶけれど。

「一番好きな映画はなんですか?」
と質問されても、なんとも言い難い。
最低でも500本は観てきているだろうが、一番というのはなかな決められない。

「一番好きな鳥はなんですか?」
これなら、こう答えよう。
「ヘビクイワシです」と。


口にしたことがある食べ物や料理の種類に比べれば、
私の知っている鳥類の種類はたかが知れている。
それでも一番を尋ねられて、即座に特定の種を言うというには思いの外に難しい。にも関わらず、ヘビクイワシの名前はパっとでてくるから不思議である。

彼らの魅力は、私に行動を起こさせるには十分すぎるほどであった。
自家用車のない私は、ある車の助手席に乗りナビゲートをしながら高速道路や一般道を進み――辿り着いたのは、静岡県の掛川市。
ここに日本で唯一ヘビクイワシのショーがみられる施設、『掛川花鳥園』がある。
 
  
 
ヘビクイワシはアフリカにしか生息していないが、日本の動物園でも何カ所かで展示している。
ヘビクイワシに限ったことではないが、鳥類や霊長類などは黒い檻に入っていることが多い。
好きな鳥ならば檻のないところで見たい、ショーがあるのなら見てみたい。常日頃から思っていた。
この春やっと赴くことができたので、レポートというより感動を書き記したい。
自動車を出してくれ、静岡県まで乗せてくれ、なおかつ共に掛川花鳥園を堪能してくれた同行者に感謝しております)



前振りが長くなってしまったが、2013年の春に初めて掛川花鳥園へ行って参りました。
本題は少し後にして、他の鳥や施設に関してのお話を少々。

駐車場に到着してまず驚いたことが一つ。
出入口のある建物は日本家屋なのだ。
 
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入ってみると左右に広がるはフクロウの数々。
係員さんの話によると、掛川花鳥園は日本で鳥類の種類が二番目に多く、フクロウに関しては最も種類の多いとのこと。

いわずもがなだるが花鳥園は一般的な動物園ではない。
鳥(と花)に的を絞っているのが特徴。
日本家屋を抜けると、次の建物との間、一瞬だけ屋外にでる。
右手の池には様々なカモ、左手の池にはケープペンギンたちが放し飼いとなっている。
カモは平気で通路を横断するが、ペンギンたちにも触れるほど近い。
ヒトとペンギンの間をガラスや柵で隔てていない施設というのは、実に珍しい。
 
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ここで一つ疑問が浮かんだ。
右手のカモ池と左手のペンギン池の中央には通路があるだけ。
その気になればカモもペンギンも、どちらにも往来できるわけだ。
しかし、しっかりとした棲み分けができている。
人間には見えない境界線が存在しているように思えた。なぜだろうか。
その理由を……残念ながら、飼育員さんなどに質問するのを忘れてしまった。
淡水と海水に分けているのだろうか。

カモとペンギンに見送られると、憩いの場ともいえる花々に囲まれた休憩コーナーがある。
ここを中央とし、右には面積の広いバードケージがあり、左には屋外展示となっている。
この日は日光が眩しいほど陽気であったが、屋外よりも温かいバードケージから先に。
 
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掛川花鳥園のバードケージは、縦に長い。
小鳥たちが群れを成して飛翔する光景が見られるほどに。
色鮮やかなコガネメキシコインコたちが横になって飛ぶ姿は、あたかも南国を訪れた気分になる。
諸注意をすると、彼らは平気で耳の横をパタパタとつっきっていくので気を抜いていると驚かされてしまいます。

さて、コガネメキシコインコはペットとして飼われることもあり、人間に懐きやすい。
子供達の手に乗っているのを見かけたので、私もさっそく真似してみる。
木箱の上で休んでいる一匹に手をさしのべてみたものの、指先を見つめられてしまった。なかなか乗ってくれない。
近くにエサが打っていたので試しに購入して誘導作戦をしようか迷っていと、目を果たした隙に彼は移動してくれた。手のりインコ完成である。
同行者に「見てみて~」と行こうとしたところ、耳元に羽音と、肩に確かな重みが。しかも2回。
そして――下の写真のように。
 
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(後ろにいるカップルさんたちが主役のような写真になってしまった……) 
 
係員さんが「一生に一度あるかないかですよ~」と、ほがらかな微笑
レアな体験をしたという幸運は、花鳥園に着いて早々に「来てよかった」という気持ちにさせるほど力を持っていた。
うん、感じの良い係員さんだ。それとも飼育員さんだろうか。 

(コガネメキシコインコに限らず、動物園や水族館にいる多くの生き物は財力さえあれば正規のルートにて個人で購入することができる。ミーアキャットやプレーリードッグ、鳥ではハクチョウの一種など大型のペットショップで売られているのを見たことある方も多いだろう。TVのCMなどで「宝クジ当たったからキリンかっちゃったよ~」というのがあったが、動物商を介せば不可能ではないということである)
 
・アケボノインコ
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さて、こちらのバードケージには地に足をつけている鳥も多い。
オウギバトやクジャクといった丸っこいものからフラミンゴに至るまで、柵を挟まずに目の前にいる。正直にいえば、撫でられる。
だが実際に触れてしまうと、係員さんではなく鳥に怒られてしまうかもしれないので、色々と注意すべきであろう。
 
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有名な鳥ばかりの紹介になっているが、このまま有名どころを続けていきたい。
屋外へ移動すると、奥の方に『エミュー牧場』が見える。
「地上にいる大きい鳥は?」と問いかけると、ダチョウが真っ先に思い浮かぶ方が多いだろう。
だが、エミューというのもなかなか……デカい。
ちょっと写真を見てもらいたい。
 
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靴を履いているのもあり、私の体高は180㎝と見積もってもらおう。
だが、首を伸ばしたエミューは私よりも高い。
エミュー牧場は15~20匹くらいいたはずなので、エサ(100円)を持って柵をくぐると、囲まれることになる。エミューを堪能できる。
 
 
 
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他の多くのお客さんは外から見守っているのだが、せっかくなのに勿体ない。
エミューは、ダチョウやヒクイドリに比べて気性がおとなしい。
それに、この子たちのクチバシに指を挟まれてもハクチョウに比べて痛くない。ましてやハトほど鋭利でもないので、チクっとする感じもない。とはいえ大きいクチバシなので、くすぐったいという感覚にもならず、全く痛みがしないわけでもなく――
例えるなら、まずマジックハンドの先にアヒルのクチバシを模して作られたオモチャがあるが、それを思い浮かべていただきたい。その先端を少し丸くしたものでありながら、同時にパワーを強化したものであろうか。もう一度あのエミューの群れに突貫して確認したい。

同行者から「エミューに囲まれてるのに凄く楽しそうな顔してるね」と言われた私は「こっちに来なよ」と誘った。
ところが「無理! コイツら鳥っていうか恐竜だよ!!」と言われた。
恐竜好きの私からすれば、実に素晴らしい返答を頂いた。


エミューに限らず、各所でエサが売っている。
もちろん鳥によって食するものが違うので、エサも様々だ。
均一に100円として販売しているので、原価によるものか種類によって量も違っている。
エミュー用にはキャットフードのような固形物が20個くらい、ペリカンには魚が2匹。

基本的に動物との〝ふれあい〟というのは、ヒトから歩み寄るものだ。
しかしエサを持ったときから、花鳥園では立場が変わる。
例えばエミュー牧場の近くにある、大きな池でのことだ。
エサを持った瞬間、目ざとく気がついたカモが短い足でトテトテやってきた。
ひとたびエサやりを開始したら、遠くで浮かんでいたカモたちが陸上し、一気に囲まれてしまった。
「よこせ!」と言わんばかりに、靴を突っつかれる。
それがまた楽しくなって――
この日、私はエサだけで1000円以上は使ってしまった。
何故か肩の一部までも汚れている。エミューに囲まれているときに服を挟まれたかな。

 
   
(近くの草を食べていたサカツラガンさんに、手渡しを挑戦)
 
 
さて、屋外にはエミュー牧場と大きな池の他に、バードショーのスペースがある。
待ちかねたヘビクイワシのショーについては、また次回。


進化の狭間を探る、『沼津港深海水族館』 [動物園・水族館]

2013年4月2日、静岡沼津市にある沼津港深海魚水族館へ訪問。
2011年12月10日に開館したばかりで、まだ1年半も経過していない新しい水族館だ。
「深海魚」というテーマを絞った水族館というのも珍しいが、
それ以上に世界で唯一の目玉展示がある――


さて、沼津港市場の一角に深海魚水族館は建てられている。
水族館のすぐ目の前は海であり、この駿河湾が深海魚の宝庫ということ。
館内には駿河湾で捕れた魚介類から、世界の深海魚まで様々な展示がある。
本当に一部だけであるが、気になったものをいくつか紹介していきたい。


まずは入口を潜ってすぐのところ。
小学生の間で人気が急上昇中の『ダイオウグソクムシ』。
 
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さて、私が撮影したこの1匹。なにやらひっくり返っている。
この個体は常にひっくり返っているのか、足もピクピクしているので一種の危険信号なのか、このあとどうなるのか、続報が気になって仕方がない。
三重県にある鳥羽水族館では1500日以上も絶食しているダイオウグソクムシもいるので、いったい彼らはどこまでが生きられるラインなのだろうか。


続いて『オウムガイ』。
 
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古生物の話などで「絶滅したアンモナイトに似た生き物」として引き合いにだされることの多い生物だ。
アンモナイトとアンモナイトの殻が並べて展示してあるのを見たことある人は多いだろう。
しかし意外と生きたままのオウムガイを見たことある人は多くはない。
沼津港深海魚水族館に限らず、施設の規模に限らず、世界中の様々な水族館で展示されているものの注目を浴びることは少ない。ただ館内の片隅に漂っているだけ、なんてこともある。
なので水族館へ赴く機会があったら、アンモナイトのことを頭の片隅に置きながら、是非ともオウムガイを探し出して欲しい。



名前で勘違いされやすい『ヌタウナギ』。
 
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以前はメクラウナギと呼ばれていたが、諸事情により名称変更されている。
どちらの名称にしろ、彼らはウナギ型をしているだけでウナギではない。近縁でもない。
ヌタウナギとヤツメウナギという2種は、脊椎動物のなかでも指折りに原始的なのだ。
無顎類(無顎口上網)という言葉を聞いたことあるであろうか? 文字通り、顎がない。
魚にしても鳥にしてもトカゲにしてもヒトにしても、口というのは上下の顎で形成されている。ところがヌタウナギは、例えるならば円形に近い口をしている。ヤツメウナギの口はより顕著だ。
顎の発生の歴史として、数億年前に無顎類の口の後ろにある骨が向きをかえ、いずれ顎になったのないのではないかという説が有力とされている。しかし今も生き残っている無顎類は紹介した2種類だけ。
進化の流れをみるとヌタウナギは重要ではあるが、ヌタウナギは珍しい生物というわけではない。食用にもされている。
しかし沼津港深海魚水族館には、アルビノが展示されている。実に珍しい。
アルビノの魚介類が見つかる水族館などへ持ち込まれることは多いが、白ヌタウナギは初めて見た。
(お顔も拝見してみたかったが、ずっと丸くなったままであった…… )
 

さて沼津港深海魚水族館は展示室が2階に別れている。
1階は種々様々な魚介類の展示があるが、2階は1種類をメインにして構成されている。
階段をあがると出迎えてくれるのは、目玉の『シーラカンス』。
 
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入ってすぐに剥製が2匹。
奥へ進むと保存状態のよい剥製が1匹。
そして世界で唯一の目玉展示、冷凍シーラカンス。しかも2匹。
照明によるものもあるだろうが、青々とした大きな体に白の斑点、鰭(ひれ)の多さ、どこを見てもシーラカンスそのものである。

冷凍シーラカンスを間近で眺めると、真っ先に胸鰭に視線が行った。
肉鰭類(肉鰭網)らしい肉のついた分厚いさ、地上も歩けるかと見紛う力強い上腕。
他の魚類では見ることのできない、一種の「可能性」を秘めているのではと感じてしまう。

また、鰭の数そのものも多い。
保存状態の良い剥製を間近で観察するとわかりやすいが、その数なんと10基。
シーラカンスを初見で異形さを感じる人がいるが、筋肉のついた鰭とその数が大きな要因ではなかろうか。

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また外観からは分かりづらいが、背骨などを筆頭に硬い骨ではなく軟骨でできている。
首から尾まで一本の大きな軟骨の脊椎でできている。いや、脊椎というより脊柱と表現すべきか。その上、内臓を守る肋骨もない。代わりに立派な鱗などを持っているとも考えられている。

さて、このシーラカンスだが、もちろん絶滅種ではなく現生種の剥製や冷凍保存である。
そして展示されているシーラカンスの学名は「シーラカンス」ではない。
シーラカンス科ラティメリア属、と言ってもピンとこない人もいるだろう。

例え話をしよう。
仮に今この地球はネコ科の生物が絶滅ている……と考えられていて、しかし1種だけ見つかった。
それを新たに「チーター」と名付けた。しかし他に生き残っているネコ科の生物はいないので、人々は彼らを「ネコ」と呼ぶ。
この気持ち、わからないでもない。ましてやチーターと名付けられる前に「ネコの仲間だ!」と言われていては、ネコと名付けられていたら定着してしまうかもしれない。
なので色々な場面において現生しているシーラカンスを指すときは『ラティメリア』と口にすることが多い。


最後に魚介類ではなく哺乳類を1種。単孔類の『ハリモグラ』。
 
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単孔類(カモノハシ目)というのは卵を産む哺乳類として有名であるが、爬虫類や鳥類と同じく総排出腔をもつので単孔類と呼ばれている。排泄や生殖も、すべて共通の腔部で行われている。
獣弓類から哺乳類へ進化した中で、多くの面影を残す生物だ。



ヌタウナギ、オウムガイ、シーラカンス、ハリモグラ。
チョイスした動物たちからも分かるとおり『進化の狭間』というのをテーマに深海魚水族館を紹介してみた。 
主に進化の多くのところで「原始的な生物」と表現されている生き物たちだ。
だからといって彼らが今後、大きく姿を変えるようなことを目撃する機会はない。
今の姿が最適――とはいうわけではないが、人類より遙か昔から姿を変えずにいる生物たちが今になって大きな圧力もなしに急変することはないだろう。
ただ彼らを見ているだけで、「かわらない力」というものを感じずにはいられないのだ。




映画『ダイナソー・プロジェクト』 [映画・書籍]

「肉食翼竜カッコイイ!!」

これが一番の感想だ。



上映2日目の夜とはいえ、観客は私を含めて8人。
客席の空白と事前情報から察するに、B級映画というのは覚悟の上であったが――


恐竜映画では『ジュラシック・パーク』シリーズがあまりにも有名であるがB級となると何作も存在する。
多くの恐竜映画を観ると、ジュラシック・パークだけは別格というのはよくわかる。
最近では恐竜が殆どでてこない『紀元前1億年』といったVシネマもあったが、
ダイナソープロジェクトも似たようなものだろうと思っていた。

そう、最初から期待していなかった。
だからこそ「予想以上に楽しめた」のである。
スタッフロールのときに余韻を味わえたのには驚いた。素直に驚いた。
申し訳ないことに、もっと酷い映画だと思っていたのだから。

予算でCGを活用する映画は、どうしても場繋ぎ的で間延びすることがある。
しかし今作は『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』のような擬似ドキュメンタリーの手法を用いており、ストーリーの具合よりも見せ方で退屈はせずに済んだ。

予告映像からも分かるが、昨年上映された『大恐竜時代 タルボサウルスvsティラノサウルス』のような恐竜ばかりでてくるような映画ではない。
本編80分弱のうち恐竜登場シーンは10分未満であろう。
時間が短いからか、あまり恐竜は安っぽくない。
そのため恐竜が出てきたときは「待ってました!」と高揚してしまう。

過去の恐竜作品で、せっかく全身をちゃんとだしたと思ったら残念な出来映えでガッカリした思い出がある。
恐竜ファンにとっては映画のストーリーそのものよりも、恐竜の見た目と登場時間が評価を左右することは大いにある。




恐竜・翼竜そのものの話に戻そう。

今作では「現代まで恐竜が生き残っていたら?」というコナン=ドイルのロストワールド的な展開である。
絶滅したとされている時代から6550万年も経過しているので、
過去の恐竜と比べて「独自の進化をしている」という着眼点はよかった。

記事の最初に書いた、肉食の翼竜などが筆頭である。
そもそもあれは翼竜ではないのかもしれない。
画像がないのは残念であるが、頭の形が獣脚類に近い。
肉食という点からかも飛行する獣脚類だと仮定すると、
もはや鳥と形容してしまってもいいのだろうか?
しかし現鳥類の風貌とは全く違い、羽毛もない。
モンスターハンターのティガレックスを小型化したような姿をイメージしてもらっていいだろう。
岩場から沢山の肉食翼竜が登場したとき、私は「観に来てよかった」という気持ちになれた。惚れ惚れした。

他にも進化によって遊泳に長けた鳥脚類というのも見物であった。
海棲ハ虫類やイグアナのように左右ではなく、
哺乳類のように上下運動で泳いでいた。

私はエンターテイメントとしての恐竜には比較的寛容なので、
ある程度は無茶な設定でも、楽しく受け入れられる。
とはいえ進化した恐竜たちのなか、
なぜあえて「レソトサウルスだ!」というセリフがあったのだろうか。しかも「鳥脚類だから安全だ」と言うではないか。
過去の恐竜の名前は一切捨てて新恐竜だけで統一してもよかったかなと、私は思う。
分類の困難なレソトサウルスを登場させたのは、誰の意向なのであろうか。
しかしレソトサウルスは泳ぎ、成長し大型になると肉食にもなり……そもそもレソトサウルスではないのであろう。
名前だけの別種とはいえマニアックチョイスなので、少しニヤリとしてしまったので憎めないものである。



私は恐竜や動物が好きだから楽しめたというのは大きい。
映画好きなだけでは、ど派手な恐竜映像を期待するだけでは、損した気分になる人もいるであろう。
私以外の残り7人のお客さんは、どういった感想を抱いたのであろうか。
純粋に映画としての点数をつけらると、厳しい案配になる作品だろう。
それに上映館数も少なく、気軽に観に行きづらいのは確かである。
恐竜映画なのに子供向けでもない。
だからこそダイナソー・プロジェクトをVシネマではなく、単館上映でなく、全国複数館の上映へよく漕ぎ着けたなと思わざる得ない。
感謝の気持ちもこめて、「映画館へ観に行っておいて正解だった」





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巳年と、上野動物園ヘビ展と [動物園・水族館]

あけましておめでとうございます。
お正月もおわり、みなさまは良い一年の始まりになりましたでしょうか?

当ブログは昨年末にオープンしましたが、今年がスタートの1年だと思っております。
「今年もよろしくお願い致します」ではなく、
「これからよろしくお願い致します」という気持ちを込めて、
新年の挨拶とさせていただきます。



さて、みなさま今年はヘビ年でございます。
十二支のなかで唯一の爬虫類ですね。
系統学では鳥類を爬虫類と分類することもあったり、
空想上の生物である龍も爬虫類の可能性もあったりしますが、
あくまで爬虫類代表でヘビが選ばれているということにしておきましょう。

爬虫類代表とはいえ、ワニやカメどころか恐竜よりも1億年以上も遅く誕生したヘビたち。
陸上や地中のヘビが先なのか、海ヘビが先なのか、まだまだ研究の尽きない生き物です。

20年くらい前は、なにげなく道路や街中でも見られた彼らですが、今では目にする機会が減りました。
知っているようで知らない、ヘビのこと。
「好きなヘビはなんですか?」
と聞かれると、なかなか答えるのは難しいところ。
ニシキヘビやマムシやコブラくらいしか名前が浮かばない、なんてこともあるでしょう。
そして苦手とする方も多いはず。
しかし動物園などへ行くと、
「この子かわいい!」
という反応する方は、案外いるかもしれません。
模様だけでなく、意外と顔もボディラインにも差があるものです。

ちなみに私は、テングキノボリヘビが一押しです(画像参照)
この子は恩賜上野動物園の両生爬虫類館(ビバリウム)にも展示されています。
木の枝くらいほっそりしている上に口先がとがっているので、惚れる人は多いはず。
 
 
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ではこの上野動物園に、以前は巨大なアミメニシキヘビを飼育していたのをご存じでしょうか?
その皮が今、『ヘビ干支展』で展示されております。
皮の長さはなんと7.9メートル。
仮に高さに例えるなら、マンションの3~4階の境目くらい。
赤ちゃんどころか、子供を丸呑みにされても、まったく不思議ではない巨大さ。
体重も100kgはあったことでしょう。
 
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さて、『ヘビ干支展』はそれだけでなく、ガラガラヘビの全身骨格も展示してあります。
または両生爬虫類館では『ビバリウムのしごと 飼育係の7つのおはなし』というボードの展示もしてあります。

全国の色々な動物園でヘビにまつわる企画展が行われています。
ヘビ年に限ったことではないですが、1月は干支に関する小さな企画が多いものです。
身近とはいえない存在になってきたヘビを、改めて知るには機会はいいかもしれません。

動物園は春や秋がポカポカして気持ちよく見られるものですが、
外気が冷える正月明けの動物園というのも、いつもと違った姿が見られますよ。
冬こそ元気な白い動物たちに、軽い気持ちで会いにいくのもオススメです。
――というよりも、珍しく早起きした昨日、一念発起で動物園へ行った私の経験則です。



最後になりますが、本年が皆様にとって幸多き年となりますようお祈り申し上げます。

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